不動産鑑定士とは

皆さまは不動産鑑定士という資格をご存じでしょうか?

「不動産鑑定士」とは、不動産の鑑定評価に関する法律(昭和38年7月16日法律第152号)に基づく不動産鑑定士試験に合格し、実務修習を終了し国土交通省に備える不動産鑑定士名簿に登録された者を言います。

一般的によく知られている「地価公示」や「都道府県地価調査」などは、全国の不動産鑑定士により慎重に検討されています。また、相続税路線価等についても同様です。このように不動産鑑定士は専門資格者として、適正な地価の指標を示し、また、公平な租税制度の担保など、社会的な責務を担っています。

不動産の鑑定評価は、不動産鑑定士の独占業務であり、不動産鑑定士以外の者が行うことは出来ません。また、不動産鑑定士が故意に不当な鑑定評価を行った場合には、重い懲戒処分の対象となる場合があります。

このように不動産鑑定士は、常に公正妥当な態度を保持し、不断の努力と資質の向上が求められています。